サイ・ヤング賞は大リーグ歴代最多の通算511勝をあげた大投手、サイ・ヤングさんをたたえレギュラーシーズンで最も活躍した投手に贈られる賞で、全米野球記者協会に所属する記者30人が両リーグの1位から5位までを投票します。
20日は両リーグの受賞者が発表され、このうち、アメリカンリーグはタイガースのスクーバル投手が初めて選ばれました。
28歳のスクーバル投手は今シーズン、18勝4敗、防御率2.39、228奪三振の成績で最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の三冠を達成し、チームを10年ぶりのポストシーズン進出に導きました。
大リーグ5年目で初めて規定投球回に到達するなど大躍進を遂げ、投票した記者全員が1位票を入れる「満票」での受賞でした。
一方、ナショナルリーグはブレーブスの35歳、セール投手が選ばれました。
今シーズンは18勝3敗、防御率2.38、225奪三振の成績でこちらも三冠を達成し、30人中26人から1位票を集めました。
セール投手は過去に2回、サイ・ヤング賞の最終候補に入りながら受賞を逃していて、3回目の最終候補入りで初めての受賞となりました。
日本選手で最終候補の3人に入った選手はいませんでしたが、大リーグ移籍1年目で15勝3敗、防御率2.91をマークしたカブスの今永投手が3位票を7人、4位票を8人、5位票を1人から集めて合計38ポイントで5位でした。
日本時間の22日はシーズンMVP=最優秀選手が発表される予定で、こちらはドジャースの大谷翔平選手の3回目の受賞が有力視されています。
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