女子サッカーのなでしこリーグで、2部優勝と1部昇格を果たした岡山湯郷ベル。今回は、チームの躍進の原動力となった横山久美選手(31)の思いに迫ります。

なでしこ2部で2024シーズン20勝2分、無敗優勝を成し遂げ、1部昇格を決めた岡山湯郷ベル。22試合で32ゴールを挙げ、MVPと得点王に輝いたのが横山久美選手です。

(岡山湯郷ベル 横山久美選手)
「得点王、去年取れなかったので、今年は狙っていました。MVPに関しては(チームが)優勝しましたけど2部なので、これからが勝負。そこは特に喜びがすごく大きいってわけではないですね」

横山選手は、2012年から岡山湯郷ベルで2年間プレーし、2015年には日本代表として活躍しました。その後、アメリカなど海外のチームを経て、2023シーズン、10シーズンぶりに岡山湯郷ベルに復帰。復帰の理由の1つは、長年、チームを支えてきた塚本一郎会長の存在でした。

(岡山湯郷ベル 横山久美選手)
「正式に塚さんから電話頂いて考えようかなと思いました。自分の中で湯郷だけで結果を出していなかったので、そういう部分では恩返しのつもりで来ましたし」

なでしこリーグの通算得点記録は2024シーズンを終えて横山選手が155ゴールで2位。元日本代表の澤穂希さんらの記録を抜きました。1位は、元日本代表、大野忍さんの182ゴールで、横山選手は、手の届く位置に来ています。

(岡山湯郷ベル 横山久美選手)
「通算ゴールの歴代記録まであともう少しなので、シンプルにもう少し頑張ろうかなと思っています。自分のサッカー人生短いと思いますし、悔いが無いようにやりたいなと思っていますし、まずは皇后杯で上のチームと対戦できるところまでは行きたいかなと思っています」

皇后杯の岡山湯郷ベルの初戦は11月24日、栃木で関東第2代表の大和と対戦します。

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