岡山県高校野球連盟主催の地区別選抜チーム交流試合が16日、岡山県倉敷市のマスカットスタジアムで初めて開催された。東部、西部、北部の3地区に分かれ、各校の2年生の主将と投手を中心に各30人以内を選抜してチームを結成し、総当たりのリーグ戦で競った。東部地区選抜と西部地区選抜が1勝1分けで並び、総失点が少なかった西部地区選抜が優勝となった。

 主将同士の交流を通じて県全体のレベルアップと野球人口の増加につなげる狙いで、県監督会の提案に高野連が応じた。

 1時間50分を超えて新しい回に入らず、九回で同点の場合は引き分けの特別ルール。第1試合は西部と東部が1―1で引き分け。第2試合は東部が北部を逆転して7―4で破り、第3試合は西部が北部を4―1で振り切った。

 最優秀選手には東部戦の終盤3回を9人で抑え、7三振を奪った西部の石井凌馬(玉野光南)、優秀選手には三塁打2本を放った東部の前田太陽(岡山理大付)と東部戦に先発して4回を無安打に抑えた北部の庄司大政(津山商)がそれぞれ選ばれた。

 県高野連の藤原修会長は表彰式で「地区選抜で学んだことをそれぞれのチームに伝えて裾野を広げ、岡山県全体のレベルアップにつなげてください」とあいさつした。(大野宏)

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