フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦フィンランド大会の男子ショートプログラム(SP)に向けた公式練習が15日、フィンランド・ヘルシンキであり、前週の第4戦NHK杯(東京)を制した鍵山優真選手(オリエンタルバイオ・中京大)、第2戦スケートカナダ4位の山本草太選手(中京大)、第3戦フランス大会5位の友野一希選手(第一住建グループ)が調整した。

 3選手ともSPの曲をかけて練習した。鍵山選手は曲かけ練習前に転倒や回転不足が見られた4回転サルコウをきれいに着氷。続く4回転トーループも、曲かけ練習後は3回転トーループとのコンビネーションジャンプを高確率で成功させていた。

 山本選手と友野選手は衣装姿で登場。山本選手は4回転サルコウの着氷時に手をつく場面があったが、冒頭の4回転―3回転の連続トーループはきれいに降り、前日の公式練習からの修正をアピールした。友野選手は、曲かけ練習ではジャンプは踏み切りの確認だけにとどめ、ステップシークエンスやスピンの確認に時間を充てた。曲かけ練習の前後では4回転サルコウやトリプルアクセル(3回転半)などのジャンプを跳び、きれいに着氷する場面もあった。

 鍵山選手は連勝でGPファイナル(12月・フランス)進出を決められるか、注目が集まる。SPは15日、フリーは16日に行われる。【ヘルシンキ玉井滉大】

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