フロリダ州セントピーターズバーグにあるレイズの本拠地、「トロピカーナ・フィールド」は先月、ハリケーン「ミルトン」の影響でドーム球場の屋根の大部分が吹き飛ばされる被害を受けました。

市は復旧に1年以上がかかり、費用もおよそ5570万ドル、日本円でおよそ87億円にのぼると発表していました。

レイズは2028年に新球場への移転を予定していて、来シーズンは本拠地での試合を球場から車で30分ほどの距離にあるヤンキースのキャンプ施設、「スタインブレナー・フィールド」で開催すると発表しました。

フロリダ州タンパにある「スタインブレナー・フィールド」は収容人数は1万1000人ほどで、グラウンドの形状は本拠地のヤンキースタジアムと同じになっています。

同じアメリカンリーグ東部地区に所属するライバル球団の施設を使用することは異例ですが、予期せぬ自然災害の被害によるものだけに大リーグのマンフレッドコミッショナーは「両チームの間での熱心な取り組みと協力に感謝する。ファンも引き続きホームタウンで試合を観戦でき、選手やその家族も自宅にとどまることもできる」とコメントしています。

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