レスリングの名門・秋田市の秋田商業高校に「高校2冠」を達成した生徒がいる。山鹿辰士選手は親元を離れ「憧れ」の学校で練習に励み結果を出し続けている。
次なる目標は世界の舞台だ。
オリンピックのメダリストやプロ選手を多く輩出しているスポーツの名門・秋田商業高校。
この名門のレスリング部に所属するのが3年生の山鹿辰士選手。2024年「選抜」と「国スポ」で高校2冠を達成した。
山鹿選手は千葉出身。親元を離れ「秋商レスリング部」の門を叩いた。
山鹿選手は兄の背中を追って小学1年生のときにレスリングを始めた。すぐに頭角を現し小学校在学中だけで3度日本一に。中学校でも輝かしい成績を残した。
そんな山鹿選手が秋田商業に進学したのはある理由があった。
山鹿辰士選手:
「自分のおばあちゃんが秋田にいたのと、中学生のころ秋田商業が全国でも強いほうだったので来た」
数々の実績とともに秋田商業に入学した山鹿選手だったが
「入って先輩が強くてびっくりした」と入学当初の驚きを語った。
さらに慣れない一人暮らしで戸惑うことがあったものの「全国の頂点に立つ」という強い思いを持ち続けることで厳しい練習を乗り越えた。
宮原崇監督:
「試合の流れの中で自分で試合展開・状況を考えて判断して行動に実行できるところが強みだと思う」
2024年、日々の努力がついに結果に結びついた。
3月の「全国高校選抜大会」で高校入学後初めて全国優勝。10月の国民スポーツ大会も制し高校2冠を達成した。
国スポでの優勝は王者として臨んだインターハイでの「悔しさ」がつなげたものだった。
卒業後は強豪山梨学院大学に進学しさらなる高みを目指す。
宮原監督:
「より厳しい環境の中で精神的にも肉体的にも成長して将来的には日本を代表するようなレスリング選手として活躍してほしい」
山鹿辰士選手:
「今後の目標は大学に進学するのでそのカテゴリーで勝つことが目標。最終的な夢はオリンピアンになること」
次なる目標は世界の頂点!山鹿選手の挑戦は始まったばかりだ。
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