原口選手は埼玉県出身の32歳。

東京の帝京高校からドラフト6位で2010年に阪神に入団しました。

2019年の1月には大腸がんであることを公表し、手術を受けたあと抗がん剤治療と地道なリハビリを続けて手術から4か月あまりで1軍復帰を果たしました。

勝負強いバッティングが持ち味で昨シーズン以降は主に代打の切り札として活躍したほか、今シーズンは4番を任された試合もあり、病気やけがを乗り越えて長くチームに貢献してきました。

原口選手はことし4月に国内の移籍に限ったFAの権利を取得していて、12日までに権利を行使するための書類を球団に提出しました。

西宮市の球団事務所で取材に応じた原口選手は「もっとゲームに出たい、スタメンから勝負したいという気持ちが強かった。球団からは残ってほしいということも言われたし、感謝の気持ちでいっぱいだ。去就が決まったときには改めてファンの皆様にことばを届けたい」と話していました。

FA宣言をした選手は11月15日から所属球団を含めた各球団と交渉できます。

また、同じく32歳の内野手、糸原健斗選手はFAの権利を行使せず、チームに残留することを表明しました。

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