日本選手権の決勝は京セラドーム大阪で行われ、過去6回の優勝を誇るトヨタ自動車と37大会ぶり2回目の優勝を目指すホンダが対戦しました。
トヨタ自動車は、1回、ヒットとフォアボールで1アウト一塁二塁のチャンスを作り、4番の逢澤崚介選手がスリーランホームランを打って3点を先制しました。
投げては先発の増居翔太投手が、力のあるストレートと鋭く落ちる変化球を織り交ぜたピッチングで相手打線に的を絞らせませんでした。
6回には連続ヒットで2アウト一塁三塁のピンチを背負いましたが、相手の7番・山下滉介選手をライトフライに打ち取って切り抜けました。
増居投手は147球を投げて完封し、トヨタ自動車が3対0でホンダに勝って2大会ぶり、大会最多に並ぶ7回目の優勝を果たしました。
ホンダは3人のピッチャーによる継投で2回以降、追加点を与えませんでしたが打線がつながらず、37大会ぶりの優勝はなりませんでした。
トヨタ自動車 逢澤主将「結果が出せてよかった」
先制のスリーランホームランを打ったトヨタ自動車の4番でキャプテンの逢澤崚介選手は「思い切って自分の狙い球を決めてスイングした。好投していた増居投手からも『先制点がほしい』と言われていたし、キャプテンとしてプレーで引っ張ろうと思っていたので結果が出せてよかった。この勢いを来年の都市対抗野球まで続けたい」と話していました。
トヨタ自動車 増居投手「最高の形で終えて いい姿を見せられた」
完封勝利をあげたトヨタ自動車の増居翔太投手は「ストレートも変化球も精度がよかったし、キャッチャーのリードでテンポよく投げることができた。一人一人全力で投げた結果、きょうは最高の形で終えることができていい姿を見せられたと思うし、応援してくれる人たちへ恩返しができたのでよかった」と話していました。
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