32歳の石川投手はことし6月に国内の移籍に限ったFAの権利を取得していて、8日球団に権利を行使するための書類を提出しました。

石川投手は150キロ前後の速球と大きく曲がるカーブが持ち味の右投げのピッチャーです。

2014年に育成ドラフト1位でソフトバンクに入団し、2年後に支配下登録されました。

2018年に13勝をあげて、自身初となるふた桁勝利をマークすると、2020年には11勝3敗で最多勝と最高勝率のタイトルを獲得してリーグ優勝と日本一に貢献しました。

去年は4勝にとどまりましたがノーヒットノーランを達成したほか、今シーズンは15試合に登板して7勝2敗、防御率2.56の成績を残していました。

石川投手は報道陣の取材に対して「自分が野球界でどう評価されているか聞いてみたいのが一番だ。“来てほしい”という感覚が伝わってくるというのは大事にしたい」と話しました。

また、ソフトバンクからはすでに条件の提示があったとしたうえで「誠意は伝わっているので、そこが不満で宣言するわけではない」と話していました。

FA宣言した選手は11月15日から所属球団を含めた各球団と交渉ができます。

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