男子SPを前に練習に臨む鍵山優真=国立代々木競技場で2024年11月8日、猪飼健史撮影

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯男子のショートプログラム(SP)に向けた公式練習が8日、会場の東京・国立代々木競技場であり、昨季の世界選手権銀メダルの鍵山優真選手(オリエンタルバイオ・中京大)、第1戦スケートアメリカ3位の三浦佳生選手(オリエンタルバイオ・明大)、壷井達也選手(シスメックス)が調整した。

 今季GPシリーズ初戦となる鍵山選手は、前日練習に続いて衣装姿でリンクに登場。SPの曲をかけた練習では、冒頭の4回転サルコウなど三つのジャンプをいずれもきれいに着氷し、好調をアピールした。

男子SPを前に練習に臨む三浦佳生=国立代々木競技場で2024年11月8日、猪飼健史撮影

 三浦選手は、曲かけ練習では冒頭の4回転サルコウで転倒し、4回転トーループは回転が抜けた。ただ、練習では最後までリンクに残り、曲かけ練習では決まらなかった4回転トーループを最後に2度着氷させた。壷井選手も軽快な滑りを見せた。

 鍵山選手は昨季もNHK杯を制しており、2連覇が懸かる。三浦選手はGPファイナル進出に向け、上位確保を目指す。【玉井滉大】

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