秋季東京都高校野球大会の決勝は7日、神宮球場であり、二松学舎大付が延長十二回タイブレークの末、今夏の甲子園大会に出場した早稲田実を6―5で破り、21年ぶり3度目の優勝を決めた。
今大会の成績は、来春の第97回選抜大会の出場校選考で重要な資料となる。関東・東京の一般枠は「6」で関東の4校と東京の1校をまず選ぶ。都大会で優勝した二松学舎大付は、選抜大会の出場を濃厚にした。
二松学舎大付は五回表を終えて1―4とリードされたが、五回裏から小刻みに1点ずつを加点。八回に5―5の同点に追いついた。
無死一、二塁から始まるタイブレークによる延長で、十二回に1死満塁からスクイズでサヨナラ勝ちした。
夏の東東京大会4強の二松学舎大付は、おもに河内紬(つなで)(2年)と及川翔伍(2年)の継投で勝ち上がってきた。準々決勝の日大三、準決勝の帝京との試合でコールド勝ちし、決勝も今夏の甲子園出場校の早稲田実を破った。
選抜大会は来年1月24日に出場校を決める選考委員会が開かれる。3月7日に組み合わせ抽選があり、同18日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。(中村英一郎)
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