「正力松太郎賞」は、プロ野球の創設と発展に力を尽くした故・正力松太郎氏をたたえ、毎年、プロ野球に最も貢献した監督や選手などに贈られています。
7日は都内で選考委員会が行われ、セ・リーグ3位からクライマックスシリーズを突破しチームを26年ぶりの日本一に導いたDeNAの三浦監督が初めて選ばれました。
選考委員を務める王貞治さんは、記者会見で「シーズン3位から日本シリーズで見事な戦いぶりを見せた。下克上を成し遂げた手腕は評価できる」と選考理由を述べました。
一方で、選考委員会では、レギュラーシーズンの成績を重視するべきといった意見や、日本一になった監督が受賞することが多いことから選考基準を日本シリーズだけでなく総合的に判断するべきではないかといった意見も出たということです。
また、特別賞にはドジャースに移籍して1年目の今シーズン、打率3割1分、ホームラン54本、130打点の成績でホームラン王と打点王に輝き、盗塁も59個をマークして大リーグ史上初の「ホームラン50本、50盗塁」を達成した大谷選手が選ばれました。
大谷選手の特別賞の受賞は2年連続3回目となります。
大谷選手について王さんは「期待に応えるのではなく期待を超える活躍をメジャーでも毎年しているしインパクトも強い。ピッチャーでもバッターでもランナーとしてもすごい。たくさんの選手がメジャーでプレーしたがアメリカの人たちに『参った』と言わせたのは彼が初めてだと思う」と賛辞を送っていました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。