23歳の樋口選手は今シーズンのグランプリシリーズの第1戦で自身初の優勝、第3戦では2位となり、シリーズの上位6人で争うファイナルへの進出を今シーズンの日本選手で初めて決めました。
5日、第3戦が行われたフランスから羽田空港に到着して取材に応じた樋口選手は、フランス大会を振り返り「第1戦のアメリカ大会の時は緊張で震えていたが、今回はショートもフリーも落ち着いて滑ることができた。ただ、ジャンプの回転不足など細かいミスが気になる大会ではあったので次に向けての課題だと思う」と話しました。
そのうえで、おととしの北京オリンピックのあと右足を疲労骨折して競技から離れていた時期を経て、7年ぶりとなるファイナルの舞台に立つことについて「ここまで安定して滑ることができるようになることも、ファイナルに出場できることも想像していなかった。ファイナルに前回出た時は最下位で内容もよくなかったので、今回はその時より上の成績を残したい」と話していました。
フィギュアスケートのグランプリファイナルは12月5日からフランスで行われます。
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