22年目の和田投手は島根県出身。2003年に早稲田大学から自由獲得枠で当時のダイエーに入団すると、1年目で先発ローテーションの一角を担い、14勝をあげて新人王に輝きました。

2010年には17勝をあげて最多勝のタイトルを獲得してパ・リーグの最優秀選手に選ばれ、2012年から4年間は大リーグでもプレーしました。

2016年にソフトバンクに復帰すると、その年15勝をあげ、自身2回目の最多勝に輝いたほか、昨シーズンもリーグ最年長ながら8勝をあげていました。

今シーズンは5月に1軍に昇格して先発で2勝2敗の成績でしたが、防御率は4.01と調子が上がらず、7月からは2軍での調整が続いていました。

9月下旬にリリーフとして1軍に再昇格しましたが、先月1日の試合で左足を痛めて途中降板し、その後の登板はありませんでした。

和田投手はクライマックスシリーズファイナルステージに向けて調整を進めていた先月中旬に再び同じ部分を痛め、日本シリーズの40人の出場資格者からは外れていました。

球団は5日午前、和田投手の現役引退を発表し、午後5時から会見を開くということで、和田投手は引退を決断した経緯などについて説明するとみられます。

和田投手は2021年のオフに松坂大輔さんが現役を引退したあと、いわゆる「松坂世代」では最後の現役選手で、ここまで日米通算165勝をあげています。

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