大の里は9月の秋場所で13勝2敗の好成績で2回目の優勝を果たし、場所後には初土俵から所要9場所と、昭和以降では最も早い記録で大関昇進を果たしました。
しかし、10月に行われた秋巡業中にアデノウイルス感染症と診断され、秋巡業の後半を休場し、10月28日の番付発表以降に相撲を取る稽古を再開していました。
11月4日は、福岡市東区にある佐渡ヶ嶽部屋の宿舎で、所属する二所ノ関一門の連合稽古が行われ、大の里や琴櫻の大関2人のほか、一門以外の力士も含めて20人の関取が参加しました。
大の里は、琴櫻との大関どうしの稽古に臨み、立ち合いの当たりで押し込まれる場面もあった一方で、秋場所で見せた左からの攻めや、もろ差しに入って前に出る相撲など、さまざまな攻めを見せました。
琴櫻とは合わせて20番取って、大の里が11勝9敗と勝ち越し、秋巡業を休場した体調不良からの順調な回復を印象づけました。
大の里は「巡業中に体調を崩して不安要素しかなかったが、番数も結構こなせていたし、いいところも悪いところも出たと思うので、残り1週間、集中して頑張りたい。立場と番付は上になったが、細かいことは気にせずに、今までどおりの心構えで初日を迎えたい」と力強く話していました。
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