大会にはパリオリンピックの代表選手は出場していませんが、来月行われる国際大会、グランドスラム東京の代表選考も兼ねて2日と3日の2日間の日程で行われます。

高崎市の会場では、2日は、女子7階級の試合が行われました。

このうち、女子48キロ級はパリオリンピックで金メダルを獲得した角田夏実選手が不在のなか、去年準優勝した東海大4年の吉岡選手が順調に決勝に勝ち上がりました。

決勝では大学の後輩で去年の決勝で敗れた近藤美月選手と対戦し、互いに決め手がないまま、延長戦までもつれました。

延長戦で、吉岡選手は攻め込まれる展開が続きましたが、一瞬のチャンスを逃さず、得意とする足技の「支え釣り込み足」で技ありを奪って勝ち、初優勝を果たしました。

吉岡選手は「去年は2位で終わってしまったので、ことしは期待に応えることができて、うれしいよりもほっとしています」と喜びを語りました。

そのうえで、出場が有力となった来月の国際大会に向けて「グランドスラム東京でしっかり結果を残してアピールして、世界選手権の代表にも選ばれるように精進していきたいです」と今後の意気込みを示しました。

このほか、
▽女子70キロ級で寺田宇多菜選手、
▽女子78キロを超えるクラスで高橋瑠璃選手がそれぞれ2連覇を果たし、
▽女子78キロ級では梅木真美選手が4回目の優勝を果たしました。
また、
▽女子52キロ級では竹内鈴選手、
▽女子57キロ級では渕田萌生選手、
▽女子63キロ級では嘉重春樺選手がいずれも初優勝を果たしました。

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