ことしの日本シリーズは、ソフトバンクが第1戦から2連勝しましたが、DeNAが敵地で3連勝して26年ぶりの日本一に王手をかけました。
第6戦は2日、舞台を再びDeNAの本拠地、横浜スタジアムに移して行われる予定でしたが雨のため中止となって3日に順延され、両チームの選手たちは球場の施設で調整しました。
3日の予告先発が発表され、DeNAは第2戦に先発し3回途中5失点と打ち込まれて負け投手となった大貫投手が、先発予定だった2日からスライド登板することになりました。
練習前に取材に応じた三浦大輔監督は「中止が決まるまでは本人にスライド登板することは言ってなかったのでさきほど、あすも投げてもらうと伝えた。大貫投手含めて全員を信頼している」と話していました。
そのうえで「この中止をプラスに変えられるようにしっかり準備して全員で戦っていく」と話し、順延になったことで第3戦に左もも裏の故障明けで先発して勝ち投手になった東克樹投手などを、第6戦目以降にベンチ入りさせる可能性を示しました。
一方のソフトバンクは第1戦で先発し、7回無失点の好投に加えて先制タイムリーを打ち、投打で活躍した有原投手がスライド登板することになりました。
小久保裕紀監督は「雨降って地固まるではないがいい雨だと思うし、プラスだと思う。有原投手、モイネロ投手という先発ピッチャーの並びは雨が降っても変わらない」と話していました。
また、右足首のけがの影響で指名打者以外での出場がない近藤健介選手については「最終決定はあしたになるが悪化はしていないし回復傾向にある」と現状を説明しました。
試合は3日午後6時から横浜スタジアムで行われます。
DeNA 大貫「気持ちを作って球場に来たい」
3日、先発予定のDeNA、大貫晋一投手は「スライド登板は過去に何回か経験があるのでうまく調整していく。きょう試合をするつもりで準備をしてきたが1回気持ちをオフにして、またあしたに向けてしっかりいい準備をして気持ちを作って球場に来たい」と冷静に話していました。
ソフトバンク 有原「チームのために全力で投げる」
3日、先発予定のソフトバンクの有原航平投手は「あすに向けてベストな準備をしたいなと思う。やることは変わらないので、チームのために全力で投げるだけだ」と球団を通してコメントしています。
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