高知県安芸市で行われる秋のキャンプは11月1日に初日を迎え、朝から雨が降る中にもかかわらず、傘を手におよそ250人のファンが球場に集まりました。
はじめに歓迎式典が行われ、地元高知出身の藤川監督が「精いっぱい、選手たちとともに鍛え、来シーズン優勝奪還できるように戦っていきます。選手が必死に汗をかいて練習する姿を見て活力としてもらい、温かい声援で見守ってほしい」とファンに向けて決意を述べました。
キャンプには、中軸として期待される佐藤輝明選手や選手会長の中野拓夢選手など、主力を含む39人の選手が参加しています。
ブルペンでは若手を中心とした投手陣が精力的に投げ込みを行っていて、中でも2年目の門別啓人投手には、かつて守護神として活躍した藤川監督みずから身ぶり手ぶりを交えて熱の入った指導を行っていました。
藤川監督は「すごく成長を遂げているなという投手がいました。笑顔もありながら追い込んでいる姿を見て、選手たちの状態は非常にいいのではないかと思いました」と充実した表情で話していました。
秋のキャンプは11月17日まで行われ、紅白戦など実戦形式の練習も予定されているということで、藤川監督のもと、新たなチームづくりが本格的に始まりました。
球場訪れたファン 藤川監督へ期待の声
球場に訪れたファンからは藤川監督への期待の声が聞かれました。
高知県安芸市の40代女性は「監督がにぎやかにすると言ってくれているので、地元目線ではうれしいです。土佐っ子魂で、高知の男っぽく熱くガンガンいってくれるんじゃないかと思います」と話していました。
高知県奈半利町の小学6年生の男の子は「来シーズン、阪神に試合で勝ってほしいし、たくさんプレーを見て学びたいです」と話し、一緒に来た小学6年生の男の子も「絶対来シーズン優勝して高知県を勇気づけてほしいです。選手のバッティング練習やピッチャーの変化球などを見たいです」と話していました。
徳島県から訪れた20代女性は「監督が選手に声をかけていて雰囲気はよかったです。バッティングの音とかブルペンでキャッチャーミットにボールの当たる音が聞こえて迫力があります」と話していました。
関西地方からもファンが駆けつけ、兵庫県の40代の男性は「藤川監督の投げる球もまっすぐで生き方もまっすぐなところに惚れています。来シーズン、『アレ』を取り返しましょう。奪還、日本一です」と話していました。
藤川監督からサインをもらった大阪府の40代男性は「サインをお願いしたところ、書いていただきました。監督としての責任感を持っているようで、かなり期待しています」と話していました。
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