大谷翔平選手が所属するアメリカメジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースは、ニューヨーク・ヤンキースとのワールドシリーズを4勝1敗で制し、コロナ禍で短縮シーズンとなった2020年以来4年ぶり、フルシーズンとしては1988年以来となる、通算8度目のワールドシリーズ制覇を成し遂げた。
ドジャースの3勝1敗で迎えた第5戦は、日本時間31日に敵地ニューヨークで開催された。ヤンキースは不調に苦しんでいたジャッジ選手がホームランを打つなど一時5-0とリードしたが、5回の表にドジャースがテオスカー・ヘルナンデスのタイムリーツーベースなどで一挙5点を奪い、試合を振り出しに戻した。
その後一進一退の攻防を繰り広げたが、8回表にベッツの犠牲フライでついに7-6と逆転し、そのまま逃げ切った。
大谷選手はこの試合、第1打席はセンターフライ、第2打席レフトフライ、第3打席空振り三振、第4打席ショートゴロ、第5打席は、キャッチャーミットがスイングしたバットに接触する打撃妨害で1塁に出塁した。
ワールドシリーズでは、26日の第2戦で左肩を負傷し、亜脱臼と発表されたが、第3戦以降も1番DHとして出場を続けた大谷選手。ワールドシリーズでの大活躍とはならなかったが、史上初となる50-50を達成したレギュラーシーズンやポストシーズンでの活躍がドジャースをワールドシリーズに引き上げたと言える。
大谷選手はドジャースへの入団会見で、「勝つことが僕にとって今一番大事なこと」「まず優勝することを目指す」と、勝利への渇望を何度も口にした。まさに有言実行で、エンゼルス時代には一度も進出できなかったポストシーズンに初出場すると、一気にワールドシリーズ制覇まで駆け上がった。
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