奥州市役所で行われたパブリックビューイングには地元の人たちが集まり、テレビの中継を見守りました。
大谷選手にヒットは出ませんでしたが、ドジャースが得点したり、ピンチをしのいだりするたびに大きな歓声があがっていました。
そして、ドジャースのワールドシリーズ制覇が決まると、集まった約150人からひときわ大きな歓声が上がっていました。
奥州市の30代の女性は「同じ市民として誇りに思います」と話し、大谷選手と中学校が同じという40代の女性は「夢を叶えた瞬間に立ち会えてうれしいです。感動しました」と話していました。
市役所には11月5日に、祝福の横断幕が掲示される予定だということです。
大ファンの美容室「大谷選手すばらしかった」
奥州市で美容室を経営する菅野広宣さんは、大谷選手の大ファンで、店内にはユニフォームや帽子などおよそ300点を展示しています。
菅野さんは、ドジャースのワールドシリーズ制覇を祝い、客や従業員と一緒にクラッカーを鳴らしたり、準備していたくす玉を割ったりして、快挙をたたえていました。
午後には菅野さんが熱心なファンであることを知っている美容室の客から花が届けられ、店は祝福のムードに包まれていました。
菅野さんは「ドジャースというチームがすばらしく、それをけん引する大谷選手もすばらしかった。今は優勝の余韻に浸りたい」と話していました。
また「来シーズンはピッチャー、そして二刀流で活躍し、ワールドシリーズのMVPも期待したい。引き続き応援していく」と早くも来シーズンに向けて期待を寄せていました。
【海外】
ロサンゼルスのスポーツバーも大歓声
ドジャースの本拠地ロサンゼルス中心部にあるスポーツバーでは、地元のファンたちがワールドシリーズ制覇の瞬間を見守りました。
試合は序盤、ヤンキースに得点を重ねられる展開となり、ファンたちが頭を抱えたり悲鳴を上げたりして店内は重苦しい空気に包まれました。
しかし5回、連続タイムリーヒットなどで一気に追いつくと、ファンたちも勢いを取り戻し「レッツゴー・ドジャース」というかけ声の大合唱が起きていました。
店内は8回ごろから身動きもとれないほどの混雑ぶりとなり、ドジャースのワールドチャンピオンが決まると、ファンたちが大歓声とともに一斉にビールをかけあい、抱き合って喜びを分かちあっていました。
ファンたちは「フリーマン選手も大谷選手もベッツ選手も最高です。最高のチームです」とか「この日を長い間待っていました」などと興奮気味に話していました。
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