(28日、九州地区高校野球大会準々決勝 壱岐2―9エナジックスポーツ)
長崎大会準優勝で九州大会に進出し、1回戦も快勝した壱岐(長崎)が、エナジックスポーツ(沖縄)にその勢いを出足で止められた。
一回にエース浦上がつかまる。二塁打2本を含む3安打と盗塁、野選も絡んでたちまち3失点。1死を取っただけで降板した。「テンポよく投げるのが持ち味だが、それをさせてもらえなかった」と浦上は話す。
坂本監督は「浦上は不調ではなかった。追い込んでコースを突いてもしっかり振ってきた」と力の差を痛感していたが、「甲子園レベルのチームと試合ができたのはいい経験」。9点差から1点ずつ追い上げるなど粘りも見せた。
人口およそ2万4千人の離島の中学生が集まり、「壱岐から甲子園」を合言葉に練習を積み重ねてきた。「壱岐に帰って、みんなでもう一回話し合って、冬の練習をやって春(の九州大会)に戻ってきます」と主将でもある浦上は話した。(酒瀬川亮介)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。