大の里は9月の秋場所で13勝2敗の好成績で2回目の優勝を果たし、場所後に大関昇進を果たしました。

初土俵から所要9場所での大関昇進は昭和以降では最も早い記録で、石川県出身力士では、平成11年秋場所の出島以来25年ぶりの新大関となり、28日に発表された九州場所の番付で、西の大関に座りました。

新入幕は、ウクライナ出身で雷部屋の獅司と、高砂部屋の朝紅龍です。
このうち獅司は、秋場所、西の十両2枚目で9勝6敗の成績を挙げ、ウクライナ出身では初めての新入幕となりました。

幕内復帰は、千代翔馬、時疾風、尊富士の3人です。
このうち尊富士は、ことしの春場所で新入幕力士として110年ぶりとなる優勝を果たしましたが、この場所で痛めた足のけがの影響で、続く夏場所を休場し、ことし7月の名古屋場所では史上初めて優勝から所要1場所で十両に陥落しました。
秋場所では、西の十両11枚目で13勝2敗の成績で優勝し、3場所ぶりに幕内に復帰しました。

このほか、先場所4人だった関脇は、大の里が大関に昇進し、貴景勝が引退したこともあって、今場所は2人となり、霧島は3場所連続、大栄翔はことしの春場所以来4場所ぶりに復帰しました。

大相撲九州場所は、11月10日に福岡市の福岡国際センターで初日を迎えます。

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