年俸の1%を寄付する慈善活動に参加する石川祐希選手=レッツ・キープ・ザ・ボール・フライング提供

 バレーボール選手による慈善団体「レッツ・キープ・ザ・ボール・フライング」は2日、男子日本代表主将の石川祐希選手(28)=ミラノ=ら世界各国の9人の男子選手が、競技で得た年俸の1%を寄付する「ザ・1%・ムーブメント」に参加すると発表した。寄付金は、バレーボールをする環境が整わない子供たちへの無償用具提供などに充てられる。

 アジアから唯一、名を連ねた石川選手は「日本の枠を超えて世界の子供たちのためにも活動できると思った」とコメントした。

 今回参加するのは、イタリア1部リーグ・セリエAで活躍するトップ選手で、石川選手のほか、ブラジル代表のブルーノ・レゼンデ選手やポーランド代表のビルフレド・レオンベネロ選手ら。今年1月に始まり、これまでは世界の女子選手が参加していた。環境や場所を問わず、すべての人がバレーボールに親しむことができる機会づくりを目指している。

 石川選手のコメントは以下の通り。【小林悠太】

「子供たちのためになる活動を」

年俸の1%を寄付する慈善活動に参加する石川祐希選手=レッツ・キープ・ザ・ボール・フライング提供

 子供たちにバレーを楽しんでほしいという思いやバレーボール普及については以前から考えていました。

 このプロジェクトでそれらを実現でき、また日本の枠を超えて世界の子供たちのためにも活動できると思い、参加しました。

 各国の選手やプロジェクトに参加する人たちとともに、子供たちのためになる活動をしていきたいと思います。

年俸の1%を寄付する慈善活動に参加する石川祐希選手(右端)ら世界のバレーボール選手たち=レッツ・キープ・ザ・ボール・フライング提供

 また、国や地域によって、バレーボールをする環境や考え方など違うので、子供たちにとって何が必要なのかを話し合っていければと思います。

 今までバレーボールを通して僕たちが仲間を作ってきたように、このプロジェクトを通して世界中の子供たちやバレーボールを必要とする皆さんと仲間になれればと思います。

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