再来年のミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックのプレシーズンとなる今シーズン、フィギュアスケートのトップ選手が出場するグランプリシリーズは、世界各地で6大会が行われます。
第2戦のカナダ大会は26日、男子シングル前半のショートプログラムが行われ、日本勢は、ことし2月の四大陸選手権で2位の佐藤選手と、去年のカナダ大会でシリーズ初優勝を果たした山本選手が出場しました。
このうち佐藤選手は、演技の冒頭で難度の高い4回転ルッツを決めて高い出来栄え点を獲得すると、続く4回転と3回転の連続トーループもきれいに着氷しました。
佐藤選手は、その後も大きなミスなく演技をまとめ、96.52で2位につけました。
また、山本選手は、冒頭の4回転と3回転の連続トーループをはじめとする3つのジャンプをすべて着氷するなど安定した演技を見せて92.16で3位でした。
1位は第1戦のアメリカ大会を制したアメリカのイリア・マリニン選手で、難度の高い4回転ルッツと3回転トーループの連続ジャンプをきれいに決めるなどして2位に10点近い差をつける106.22をマークしました。
後半のフリーは27日に行われます。
佐藤「気合いで着氷できてよかった」
佐藤駿選手は「直前の6分間練習でルッツがはまらなくて緊張してしまったが、本番では気合いで着氷できてよかった。ステップでもったいない部分があったが、演技が始まってからは練習と同じようにできた」と振り返りました。
そのうえで後半のフリーに向けて「フリーでは4回転ジャンプを4本入れる構成に挑戦するが、あまり身構えずに思いきり全力で演技をしたい」と話していました。
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