バスケットボール・NBAで日本人最長となる6シーズン活躍した香川県三木町出身の渡邊雄太選手が5月1日、善通寺市の母校を訪れ講演会を開きました。

4月20日に自身のSNSなどで6年間のNBA生活を終え、来シーズンから日本でプレーをすることを表明していました。

渡邊選手は尽誠学園時代には2年連続で全国準優勝を果たし、高校卒業後の2013年にNBAを目指して単身でアメリカに渡っていました。

【渡邊選手の発言要旨】

「11年間、大変なことが多すぎて、苦しい日々が続いた。最初は英語もまったくしゃべることができず、いち島国の選手がアメリカで成功するわけがないなど、アメリカに行くことを反対する人が多かったが、親などから「自分のしたいことをやりなさい」と言われ、(これが自分の後押しとなって)渡米した。」

大事にしていること・・・「向上心」

「必ずどこかで壁にぶつかる瞬間がある。(アメリカでは)何回も壁にぶつかりながら生活してきた。日本人で、英語もしゃべれない中の学生生活では、みんなが遊んでいる中で練習をしていた。それでもなかなか結果が出なかった。
「なんでうまくいかないんだろう」「他の選手は上手くなっているのに」と限界を感じ、いらだちを覚えたこともあった。

そんな中、尽誠学園時代を思い出し、(高校時代と比較して)自分の成長を感じることができていた。大学では、みんなが無理と言っていたことを1つずつクリアしていた。成長しているから壁にぶつかっている、という考え方を自分はしている。

70点で満足していると、次は80点を目指す、80点が確実に出来たら90点を目指すという風に・・向上心をもって成長しているから壁にぶつかっているんだと、自分自身を認めてやること。人生ってそのくり返しであると、僕の言葉を思い出して欲しい」

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