宗山塁 選手(明治大)

宗山選手は、東京六大学野球のリーグ戦で歴代8位となる通算116本のヒットを打っているミート力のあるバッティングに加え、高い守備力を持ち味とする右投げ左打ちの内野手です。

「強打のショート」として、ことし春には大学生では異例となる日本代表のトップチームに抜てきされました。

すでに広島が1位指名を公表し、他球団も1位指名の最終候補に残しているため複数球団による競合が予想されていて、交渉権をどの球団が獲得するか注目されます。

金丸夢斗 投手(関西大)

また、同じく日本代表に選ばれた左腕で150キロを超えるストレートと大きく曲がるスライダーが持ち味の関西大の金丸夢斗投手も即戦力として高い評価を受けています。

中村優斗 投手(愛知工業大)

このほか大学生では、160キロに迫る力強いストレートが武器の右腕、愛知工業大の中村優斗投手。

西川史礁 選手(青山学院大)

力強いスイングで長打力が魅力の右投げ右打ちの外野手・青山学院大、西川史礁選手などにも関心が集まっています。

今朝丸裕喜 投手(報徳学園高)

また高校生では、最速150キロを超える力のあるストレートが持ち味の右ピッチャーで、ことしのセンバツ高校野球でエースとして2年連続の準優勝に貢献した兵庫、報徳学園の今朝丸裕喜投手。

石塚裕惺 選手(花咲徳栄高)

走・攻・守の三拍子そろった内野手で、埼玉の花咲徳栄高校の石塚裕惺選手などが注目されています。

ことしは1位指名の選手を事前に公表しているのは広島のみで、宗山選手や金丸投手をはじめとした注目選手の交渉権をどこが獲得するのか注目されます。

ドラフト会議は24日午後4時50分から都内で行われます。

《ドラフト会議 指名の流れ》

ドラフト会議では1位指名のみ指名選手が競合した場合、抽せんにより交渉権が決まり、2位指名以降はシーズンの順位が下位の球団からセ・パ交互に順に指名する「ウエーバー方式」で進みます。

セ・パの指名順は1年ごとに入れかわり、ことしはパ・リーグが先でパ、セの順に下位から交互に指名が行われます。

このため2位指名は、西武→中日→オリックス→ヤクルト→楽天→広島→ロッテ→DeNA→日本ハム→阪神→ソフトバンク→巨人の順となります。

3位指名は2位指名とは逆になり、巨人→ソフトバンク→阪神→日本ハム→DeNA→ロッテ→広島→楽天→ヤクルト→オリックス→中日→西武の順となります。4位指名は再び下位の球団から、5位指名は上位球団からと繰り返します。

1つの球団が指名できるのは原則10人以内で、12球団全体では120人を指名することができます。ただ、国内の独立リーグ所属選手や外国のプロ野球の選手を指名した場合は人数に含まれません。

また、120人に達していない場合は希望する球団が11人目以降の指名に入ることができます。そして、そのあと、育成選手の指名に移ります。

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