梶谷選手は島根県出身の36歳。

地元の開星高校から2007年に高校生ドラフト3巡目で当時の横浜に入団し、2014年には盗塁王に輝くなど、俊足で長打も打てる選手として活躍しました。

2021年からはFA=フリーエージェントで移籍した巨人でプレーしましたが、ひざや腰の手術を経験するなどけがに苦しみ、プロ18年目の今シーズンはわずか6試合の出場にとどまりました。

梶谷選手は23日現役引退を発表し、都内のホテルで引退会見を行いました。

この中で引退を決断した理由について「ひざの状態が思わしくなく、なかなかうまく行かない状態が続いていた。とにかく体がついてこなかった。引き際だと思った」と明かしました。

そのうえで「長いようであっという間の18年だったが、まわりの人に支えられてこの日を迎えることが本当に幸せ者だと感じている。長くプレーできる選手が少ない中で自分なりにやりきれたことを誇りに思っている」とすがすがしい表情で現役生活を振り返りました。

また地元 島根への思いを聞かれると開星高校時代の恩師、野々村直通さんの名前をあげ「人間の生きざまを教わった気がするので感謝している」と話していました。

会見には同学年の坂本勇人選手などチームメート11人も駆けつけ、最後は笑顔で記念写真を撮っていました。

現役通算の成績は1064試合に出場し、打率2割7分0厘、ホームラン126本、441打点、162盗塁でした。

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