八村選手はチーム2番目の18得点 リバウンドは5
レイカーズは本拠地ロサンゼルスで行われたシーズンの開幕戦でティンバーウルブズと対戦し、NBA6年目の八村選手はスーパースターのレブロン・ジェームズ選手やアンソニー・デービス選手とともに先発出場しました。
開幕戦での先発メンバーは1年目のシーズン以来で、チームのシーズン初得点となるスリーポイントシュートを沈め、続けて相手の2メートル16センチのルディ・ゴベア選手をかわして豪快なダンクシュートを決めるなど得点を重ねました。
一方、守りでもゴベア選手のシュートをブロックするなど、八村選手は攻守に存在感を示し、35分5秒プレーしてデービス選手の36得点に次ぐチームで2番目の18得点、リバウンド5つをマークする活躍でした。
レイカーズは1点リードされて迎えた第2クオーターに八村選手のシュートで逆転したあとはリードを広げ、終盤追い上げられたものの110対103で勝ちました。
また、第2クオーターにはレブロン・ジェームズ選手と息子のブロニー・ジェームズ選手が同時にコートに立ち、NBAの公式戦で初めて親子が同時に出場しました。
八村選手「そろそろ優勝をねらいたい」
八村選手は開幕戦では自己最多の18得点の活躍で、試合後は「今までやってきた練習の成果が全部出た感じだったので、そこはよかったと思う。そろそろ優勝をねらいたいし、ことしの僕たちは優勝できるメンバーだと思うので、そこを目指して頑張りたい」と充実した表情で話しました。
NBA史上初となったジェームズ親子の出場については「本当にすごいことだなというのは、練習の時から実感していた。ブロニーには1人の選手として自分のキャリアをしっかり考えてやってもらったらいいと思う」と話していました。
そして、同じロサンゼルスを本拠地とする大リーグのドジャースがワールドシリーズに進んでいることについては「やっぱり、こうやってほかのスポーツで日本人が活躍しているので、僕も彼らに続けて勝てればいいなと思う。勝って、大きい舞台で活躍できたらと思うので頑張っていきたい」と、大谷翔平選手や山本由伸投手の活躍に刺激を受けている様子でした。
レブロン・ジェームズ選手「家族にとって本当に大きなこと」
試合後の会見で、レブロン・ジェームズ選手は「息子と一緒にプレーしたこの瞬間はこれから先、何があっても決して忘れることはないだろう。きょうはすべてが最高で、私は仕事場に行って息子に会い、そして試合に入った。私たち家族にとって本当に大きなことだった」と感慨深く話しました。
息子のブロニー・ジェームズ選手は「自分の周りで起きていることすべてに集中しようとするのではなく、ルーキーとして試合で失敗しないことだけを考えて集中した。初めてコートに足を踏み入れたときは父が言うように少し不安だったが、しばらくしてすごくよい感じになった」と安心した様子で話していました。
また、この試合ジェームズ親子の同時出場を観戦しようと、大リーグ史上初めて親子での先発出場を果たしたケン・グリフィー・シニアとジュニアの親子も会場を訪れました。
グリフィー親子はともにマリナーズに所属した1990年に当時40歳だった父のシニアが2番・レフト、当時20歳のジュニアが3番・センターで先発出場し、ともにヒットを打ちました。
2人はこの日の試合後、コートに降りてジェームズ親子を笑顔で祝福し、4人で記念撮影をするなどして交流していました。
河村勇輝がツーウエー契約のグリズリーズは23日開幕戦
また河村勇輝選手がNBAでもプレーできるツーウエー契約を結んだグリズリーズは23日、日本時間24日に相手本拠地で開幕戦に臨み、ジャズと対戦します。
遠征メンバーに入った河村選手が出場すれば、日本選手4人目、Bリーグ出身の日本勢では初のNBAデビューとなります。
レギュラーシーズンは来年4月まで行われ、各チームが82試合を戦い、年間王者を決めるNBAファイナルは6月に始まります。
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