記者会見には、堀島選手と、ジャンプ男子の北京オリンピック金メダリストの小林陵侑選手、ジャンプ女子のピョンチャンオリンピック銅メダリストの高梨沙羅選手、それにフリースタイルビッグエアで昨シーズンワールドカップで決勝に進んだ藤井源選手の4人が出席しました。

このうち、北京オリンピックで銅メダルを獲得し、昨シーズン、ワールドカップで日本の男子で初めてとなる種目別優勝を果たした堀島選手は、「技の難易度を上げるため、軸を斜めに4回転する『コークスクリュー1440』を練習してきた。今シーズンの戦いの中でこの技を積み重ねながら、相手に追随を許さないようなレベルまで上がっていく」と意気込みを語りました。

また小林選手は、まずは来年2月から3月にかけて開催されるノルディックスキーの世界選手権に向けて「世界選手権は唯一取っていないタイトルなのでほしいですし、ぜひ活躍を期待してほしい。いいパフォーマンスをしていきたい」と決意を話していました。

選手たちは2026年にミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックを控えて、今シーズンはヨーロッパなどを転戦して開催される種目別のワールドカップや、ノルディック、アルペン、フリースタイルに分けてそれぞれ開かれる世界選手権などに臨みます。

高梨沙羅「今シーズンの積み重ねが五輪につながる」

高梨沙羅選手は、オフシーズンからここまでの調整について、「アプローチのスピードを上げることを意識しながらトレーニングしてきて、それが安定してきている。ただ、テレマークがうまく決まらないので、自分の小さな体でどのようにすればいいテレマークが決まるのか考えながら練習したい」と着地で両足を前後に開く課題の「テレマーク」の練習に重点的に取り組むことを明かしました。

そのうえで、再来年のオリンピックについて「今まで3回のオリンピックに出て納得できるパフォーマンスができていないので、次のオリンピックに出場できたらいいジャンプを見せたい。今シーズンの世界選手権などの積み重ねがオリンピックにもつながると思うので、これから頑張っていきたい」と意気込みを話していました。

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