パリパラリンピックのバドミントンでは、梶原選手が男子シングルスの車いすの比較的障害が軽いクラス、里見選手が女子シングルスの車いすの比較的障害が重いクラスで2大会連続の金メダルを獲得しました。

2人は22日から東京 渋谷区で始まった国際大会で、パラリンピックのあと初めての試合に臨みました。

大会には33の国から140人の選手が参加し、初日の22日は各種目の予選リーグが行われました。

世界ランキング1位の梶原選手は男子シングルスの初戦で世界15位のインドの選手と対戦し、強烈なスマッシュやラインぎりぎりをねらった正確なショットでポイントを重ねて第1ゲームと第2ゲームともに21対1と圧倒し、ゲームカウント2対0でストレート勝ちしました。

また、世界1位の里見選手は女子シングルスの初戦で世界47位のスペインの選手と対戦し、第1ゲームは相手を前後に揺さぶってミスを誘うなどして1ポイントも失わず、21対0で取りました。

続く第2ゲームもつけいる隙を与えず、21対1で取って2対0のストレートで勝ちました。

大会は代々木第一体育館で10月27日まで開かれます。

梶原大暉「パラバドミントンを引っ張っていく存在に」

梶原大暉選手は「パリパラリンピックで少なからず注目してもらっている部分もあると思うので、今後のパラバドミントンのためにも大事な大会だ。パラスポーツの中でもまだまだマイナーだと思うので、もっとたくさんの人に見てもらえるメジャーなスポーツにしていきたい」とパリ大会のあとに行われている今大会の重要性を話しました。

そして、今後に向けては「普及活動はどんどんやっていきたいが、結果を残していかないと注目されないので、4年後のロサンゼルス大会の金メダルを目標にパラバドミントンを引っ張っていく存在になりたい」と力強く話していました。

里見紗李奈「強い選手になっていきたい」

里見紗李奈選手は「パリパラリンピックで金メダルを取った直後なので、確実に優勝しないといけないと思って臨んでいる」と今大会にかける意気込みを語りました。

そのうえで「パリ大会が終わって、『バドミントンの里見』と認知してもらえることが増えたし、梶原大暉選手と2人で2連覇したので、ファンを増やすチャンスだと思う。今後は強い選手の中でも頭1つ抜けた存在になって、『勝てるよね』と言われてもプレッシャーに感じず、強い選手になっていきたい」と話していました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。