青山選手は会見で引退を決断した理由について「今シーズンが始まる前に決めていた。その決断を覆そうと思って戦ってきたが、若い選手たちが頑張って僕のポジションを奪って首位争いをしてくれている。僕はポジションを奪えなかったから潔く引退する」と晴れやかな表情で話しました。

38歳の青山選手は2004年の入団から21年間、サンフレッチェ広島ひと筋でプレーし、精度の高いパスと正確なシュートが持ち味の守備的ミッドフィルダーとして3回のJ1制覇に大きく貢献しました。

最も印象に残っていることとしては2012年の初優勝を挙げ、「J2に降格して選手が抜けていく中でも、クラブと一緒になってはい上がって成長してきたのが優勝という形になり、とてもうれしかった」と述べました。

そのうえで「ずっとサッカー選手になることが夢だった。サッカー選手になると次は日本代表になりたい、優勝したい、と夢が増えていった。サンフレッチェは僕の夢を一緒に追いかけてくれるクラブだった」と振り返りました。

今後については「このクラブで指導者として、監督として、日本一になりたい。それが次の夢になると思う」と語りました。

青山選手の引退セレモニーは12月1日に行われる今シーズンのホーム最終戦で実施されるということです。

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