秋の北信越高校野球の決勝は、能登半島地震や先月の豪雨で大きな被害が出た石川県輪島市を拠点とする日本航空高校石川と福井県の敦賀気比高校の対戦となりました。会場となった金沢市の石川県立野球場では、試合に先立って先月の豪雨で亡くなった人たちへの黙とうが呼びかけられ、両校の選手たちがグラウンドに整列して静かに祈りをささげました。
試合は4点を追う日本航空高校石川が最終回の攻撃で1点差まで詰め寄りましたが、最後は抑えられ、5対6で敗れました。
秋の北信越高校野球は来年春のセンバツ高校野球の出場校を決めるうえで重要な判断材料となる大会で、日本航空高校石川は準優勝の成績を収めました。
日本航空高校石川の中村隆監督は「決勝で戦えるチームにまで成長したが、勝ちきることができないのが課題だ。最後まで諦めずに粘り強く戦えたのは良かった。こうした姿が被災地にも届いていたらうれしいです」と話していました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。