大リーグのナ・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)、ドジャース―メッツの第4戦が17日午後8時8分(日本時間18日午前9時8分)に始まった。ドジャースの大谷翔平は「1番・指名打者」で出場し、一回に先頭打者本塁打を放った。

 目の覚めるような当たりだった。メッツの左腕キンタナの2球目。真ん中高めに入ってきたシンカーを捉えると、打球はあっという間に右中間フェンスを越えた。

 打球速度は117.8マイル(約189.6キロ)、飛距離422フィート(約128.6キロ)の特大アーチを見届けると、大谷はドジャースの三塁側ベンチに向かって左手を突き上げた。そして、悠々とダイヤモンドを一周した。

 前日の第3戦の八回に放った3ランに続く、2打席連発。自身ポストシーズン第3号となった。この日のドジャース先発は山本由伸。パドレスとの地区シリーズ第1戦に続き、同僚の日本人右腕を援護する一発となった。

 第3戦まではドジャースがメッツに2勝1敗としている。この日ドジャースが勝利すれば、4年ぶりのワールドシリーズ進出に王手がかかる。(ニューヨーク=安藤仙一朗)

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