阪神は岡田彰布監督の退任にともない、現役時代「火の玉ストレート」と呼ばれた剛速球を持ち味にリリーフとして活躍し、大リーグでもプレーした44歳の藤川球児氏が新監督に就任しました。
藤川 新監督は15日午後、大阪市内で会見し、監督を引き受けた決断について「どんな道を選んでも自分の中で正解にできるのではないかという思いがこれまでの自信につながっている。うまくいかないことがあれば周りに何か言われるかもしれないが、大丈夫だと思う」と笑顔で話しました。
また今のチームの強みを聞かれると「3点ほどとったらゲームをきっちり終わらせてくれる安定の野球だ。僕もそこはいちばんベースにあって、気がついたらゲームができているような試合はリリーフも出やすい。ゲームの流れの淀みを作らない試合展開をしたい」と話し、かつての守護神らしく、守りの安定したチームを目指していく考えを明らかにしました。
そのうえで「愚直に真心を込めて、このチームを預からせていただく。岡田監督が残した思い、OBの方々が89年間残した思いをつないで、任された期間をまっとうし、“おもしろいな”と言われるチームを作りにいく。当然、勝ちにいきます」と、リーグ優勝と日本一奪還に向けた意気込みを力強く示しました。
背番号は現役時代、リーグ優勝した2005年などに付けていた「22」に決まったということです。
藤川 新監督は今月22日に始まる秋季練習からチームに合流する予定です。
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