セ・リーグのクライマックスシリーズファーストステージではレギュラーシーズン2位の阪神と3位のDeNAが対戦し、前日の11日は試合が行われる阪神の本拠地、甲子園球場で記者会見が行われました。

会見では今シーズンかぎりでの退任が決まっている阪神の岡田監督が「短期決戦で2勝すれば終わりなので第1戦がポイントになる。1年間の総決算というか、今のチームで最後まで試合があるかぎり全力で戦ってそれで勝ち抜けば一番だが、楽しいゲームをやっていきたい」と抱負を述べました。

対するDeNAの三浦監督は「投手戦になると思う。大量点は取れないので一つ一つのプレーを積み重ねていきたい。まずはあしたの試合に全部出し切れるように戦っていく」と意気込んでいました。

また、12日の予告先発も発表され、阪神が才木浩人投手、DeNAが東克樹投手と、ともにチームの勝ち頭で13勝をあげている2人が投げ合うことになりました。

岡田監督は才木投手について「今シーズンは大躍進で勝ち頭でもあり1年間ローテーションを守ったピッチャーなので大事な第一戦を託すのは当然だ」と話し、全幅の信頼を寄せていました。

三浦監督は東投手について「投手陣の柱として1年間投げきってくれた。初戦を東にかけてチーム一丸となって戦っていく」と期待を込めていました。

また、会見には4年ぶりのリーグ優勝を果たし、ファイナルステージで待ち受ける巨人の阿部慎之助監督もリモートで参加して「どちらのチームが来ても厳しい戦いになる。短期決戦の怖さは自分自身、何度も経験しているし最後の最後までわからないので精いっぱい頑張りたい」と気を引き締めていました。

クライマックスシリーズのファーストステージでは先に2勝したチームがファイナルステージに進みます。

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