女性騎手として日本中央競馬会(JRA)最多の166勝を挙げた藤田菜七子騎手(27)がJRAに引退届を出したことが11日、分かった。調整ルーム内でのスマートフォンの不適切な使用事実が判明し、騎乗停止処分を受けていた。
JRAの騎手は競馬開催前に入室を義務付けられる調整ルームでは外部と接触できないよう、通信機器の持ち込みを禁止されている。藤田騎手は昨年4月ごろまで複数回、居室内にスマホを持ち込んで通信していたという。
2016年3月にデビュー。19年にはカペラステークス(G3)で日本人女性騎手で初のJRA重賞制覇を成し遂げるなど、自己最多の年間43勝を挙げた。今年は11日現在で6勝。(共同)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。