男子テニスの元世界ランキング1位、ラファエル・ナダル(38)が10日、母国スペインで11月に開催される国別対抗戦デビス杯ファイナルを最後に引退すると、自身のSNSで表明した。「この2年は特に(けがで)困難だった。難しい決断だった」と動画で語った。

 左利きから繰り出される強烈なフォアハンドと縦横無尽に駆け回るフットワークで、ロジャー・フェデラー(スイス)らと一時代を築いた。4大大会シングルスの優勝は歴代2位の22度。特にクレーコートで開かれる全仏オープンでは2005~22年の間に歴代最多14度の優勝を重ね、「赤土の王者」と呼ばれた。

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