(9日、国民スポーツ大会決勝 明徳義塾3―1小松大谷)
【石川】優勝にはわずかに届かなかったが、小松大谷のエース西川大智投手の表情は晴れやかだった。「悔しいけど、やりきったので」
テンポよく打たせて取り、六回までは1失点。だが七回2死から味方の失策で二塁に走者を置くと「自分が取り返さんと、となって、気持ちが先走った」。3連続四球で勝ち越された。
今夏の甲子園2回戦で、全国優勝5度の大阪桐蔭をわずか92球で完封した。8日の国スポ準決勝でも甲子園を思い起こさせるような投球で、今夏の全国準優勝の関東第一(東京)を1点に抑えて完投。この日も最後までマウンドに立ち続けた。
大学に進学し、野球を続けるつもりだ。「準優勝やからこそ、大学の野球人生にも生きてくると思う」。4年間かけて、今以上の投手に成長するつもりだ。(大坂尚子)
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