サッカーJ1鹿島アントラーズは6日、ランコ・ポポビッチ監督との契約解除を発表した。強化責任者の吉岡宗重フットボールダイレクター(FD)も退任。複数の関係者によると、クラブOBで元日本代表の中田浩二氏を中心に、新たな強化体制を作る方針だという。
今季からポポビッチ監督が就任した鹿島は現在、6試合を残してリーグ4位。天皇杯やルヴァン杯は敗れ、8年連続で無冠の可能性が高まっている。
関係者によると、9月25日に天皇杯準々決勝でヴィッセル神戸に0―3で敗れ、タイトルを逃したことなどから、クラブが来季に向けて吉岡FDを中心とした強化体制の刷新を検討。日本代表の活動でリーグ戦が約2週間中断になる今の時期に人事に着手したとみられる。
2011年から強化担当に就き、22年から現職についていた吉岡FDはクラブを通じ、「私が強化責任者に就任して以降もタイトルから遠ざかっており、皆様の期待を裏切る結果となっていることをおわび申し上げます。(中略)今シーズンも残り6試合となりましたが、すべての試合に勝つために、引き続き後押しをお願い申し上げます。私はクラブを離れますが、今後のアントラーズの成功を心より願っています」などとコメントした。
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