大の里は、9月の秋場所のあと大関に昇進し、6日は地元、石川県で行われた秋巡業に参加しました。
会場の金沢市総合体育館には、大関に昇進したばかりの、大の里の地元への凱旋を一目見ようと、4600人余りのファンが集まりました。
午前中の稽古では、いずれも大関の琴櫻と豊昇龍の2人と、合わせて7番取って4勝3敗でしたが、得意の右を差してからの攻めや、秋場所で見せた左からの攻めなどで力強い相撲を見せていました。
このあと、地元の中学校や高校の相撲部の部員との稽古にも参加し、本場所の取組さながらに、塩をまいてから仕切るなどして会場を盛り上げました。
また、握手会では、多くの人が行列をつくったほか、会場内ではたくさんのファンから写真撮影やサインを求められ、丁寧に応じていました。
大の里は「たくさんの方が来てくれて、歓声をいただいてうれしい。次の九州場所は、大関として迎える初めての場所なので、稽古を積んで頑張りたい」と意気込んでいました。
また、地震や大雨の被害を受けた地元、石川県については「大変な状況が続いていたが、自分の頑張りを見て、少しでも勇気や元気を与えられたらいいと思って先場所は頑張ることができた。自分がパワーをもらっている部分もある」と話していました。
金沢市から訪れた40代の女性は「まさか、こんなに早く大関になると思っていなかったが、次は横綱になってもらって、みんなで応援できるように頑張ってほしい」と話していました。
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