メッツはワイルドカードシリーズでナショナルリーグの中部地区を制したブルワーズを2勝1敗で破って勝ち上がり、地区シリーズは東部地区優勝のフィリーズとの顔合わせになりました。

地区シリーズは先に3勝をあげたチームがリーグ優勝決定シリーズに進み、第1戦はフィリーズの本拠地、フィラデルフィアで行われました。

連戦が続いていたメッツは、第1戦の先発に右肩のけがの影響などで今シーズン1勝にとどまった千賀投手を起用し、ことし7月26日以来およそ2か月ぶりのマウンドに上がりました。

千賀投手は1回、今シーズン38本のホームランを打ったフィリーズの1番・シュワーバー選手に真ん中高めに入った154キロのストレートを捉えられ、先頭打者ホームランで先制点を奪われました。

その後は3番のハーパー選手にフォアボールを与えたものの、変化球を低めにコントロールして三振2つを奪うなど追加点は許しませんでした。

2回は得意の『おばけフォーク』で三振を奪ってヒットは許さず、千賀投手はこの回を投げ終えて交代となりました。

球数は31球、打たれたヒットはソロホームランの1本、フォアボールが1つ、三振は3つ奪って1失点でした。

試合は、今シーズン16勝をあげたフィリーズの先発、ウィーラー投手がメッツ打線を7回までヒット1本、無失点に抑えましたが、メッツは8回にリリーフ投手を打ち崩して3本のタイムリーヒットなどで一挙5点を奪って逆転しました。

メッツは9回にも追加点を奪って6対2で逆転勝ちし、相手の本拠地で白星スタートを切りました。

千賀投手に勝ち負けはつきませんでした。

フィラデルフィアで行われる6日の第2戦は、ともに今シーズン11勝をあげたメッツのセベリーノ投手とフィリーズのサンチェス投手がそれぞれ先発する予定です。

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