大谷翔平選手と山本投手が所属するドジャースは、プレーオフの地区シリーズでダルビッシュ有投手や松井裕樹投手が所属するパドレスと対戦することになっていて、5日に本拠地のドジャースタジアムで第1戦を迎えます。

地区シリーズは先に3勝したチームがリーグ優勝決定シリーズに進み、ドジャースは当初、地区シリーズの先発ピッチャーについていずれもドジャースタジアムで行われる第1戦が今シーズン13勝をあげているフレアティ投手、第2戦が山本投手と発表していました。

ところが3日、フリードマン編成本部長がドジャースタジアムで会見を開き、2人の順番を入れ替え、山本投手を第1戦の先発に起用すると明かしました。

中4日での起用が可能なフレアティ投手を第2戦にまわすことで、地区シリーズが11日の第5戦までもつれた場合に中5日の山本投手と中4日のフレアティ投手のどちらも起用できる可能性を残すことがねらいだということです。

ドジャースはこの日第1戦を前に報道陣に練習を公開し、山本投手はブルペンでの投球練習で変化球を交えて35球を投げ、一塁へのけん制の練習も繰り返し行うなどより実戦を意識して登板に備えていました。

ドジャースは今シーズン、パドレスに対してレギュラーシーズンでは5勝8敗と負け越していて、山本投手もパドレス戦では2試合で合わせて6イニングを投げて8失点と苦手にしています。

ドジャースは去年、ワイルドカードシリーズを勝ち上がったダイヤモンドバックスに地区シリーズで3連敗を喫して敗退していて、今回は苦手のパドレスを相手に最終戦までもつれることも想定し、先発ローテーションを組み直した形です。

一方、アメリカのメディアによりますとパドレスは、地区シリーズの第1戦に今シーズン、チームトップの14勝をあげたシース投手、第2戦にはダルビッシュ有投手の先発が予想されています。

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