山形県置賜地方を走る山形鉄道フラワー長井線の走行中の列車内で9月29日、「ローカル線プロレス」が行われ、車内は観戦に訪れた全国各地のファンの熱気に包まれた。

今年は14人が参戦!「場外乱闘」も

「ローカル線プロレス」は、フラワー長井線沿線のにぎわいにつなげようと、地元の有志が2015年に始めたものだ。

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新型コロナの影響による3年間の休止を経て2023年に再開し、7回目の開催となった今年は、全国から約70人が観戦に訪れた。

今回参加したレスラーは合わせて14人。白熱した戦いは列車内にとどまらず、停車した駅では「場外乱闘」も起こった。

発車の時間に間に合わずホームに「置き去り」となる選手が出るなど、列車ならではのハプニングもあった。

目の前で繰り出される迫力満点の技

そして車内では、普段のリングでは見ることができない至近距離で迫力満点の技が次々に繰り出され、観客のボルテージも徐々に上がっていった。

目の前で繰り広げられた大迫力の戦いで、車内は熱気に包まれていた。

長井市から訪れた観客は「去年見て『これはすごい』と思った。今年は、レスラーさんが自分の座席のところに座って、お尻が自分に乗っちゃって。臨場感が去年よりもあって楽しむことができた」と話し、東京から訪れた観客は「普通こんな距離で見られない。肉を打つ音とか、こんな間近で聞けて楽しかった」と笑顔を浮かべていた。

ローカル線プロレス2024・喜早洋介実行委員長は「これをきっかけに山形に来て下さる方もいるし、これに刺激を受けて『山形って魅力的だ』と気づく方もいる。いいイベントだと思う」と語った。

今や全国各地の鉄道でも行われるようになった人気企画の「元祖」とも言えるフラワー長井線の「ローカル線プロレス」。今年も鉄道ファンやプロレスファン、そして沿線を大いに盛り上げた。

「ローカルプロレス最高!」

(さくらんぼテレビ)

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