パリ五輪でスポーツクライミング男子複合に出場した茨城県龍ケ崎市の楢崎智亜選手(28)は27日、市役所に萩原勇市長を表敬訪問した。「納得のいく結果が出せず悔しいが、大舞台で戦えたのは皆さんの応援とサポートのおかげ。感謝しこれからも続けたい」と、4年後のロス出場を誓った。
東京大会で4位に終わり、雪辱を期して臨んだパリ。しかし、予選2種目目のリードで落下し、結果は10位となった。楢崎選手は「コンディションは悪くなかった。現地でのトレーニングで上がっていく感覚があったが、足の配置をミスし(1種目目2位だった)順位を大きく落とした。もっと(活躍する姿を)見せたかった」と振り返った。
萩原市長が「次も応援する。ボルダリングで市を盛り上げたい。ガンガンやって」と激励すると、楢崎選手は「応えられるよう4年間頑張る」と笑顔を見せた。報道陣の取材には「このままじゃ終われない」ときっぱり。「ワールドカップで優勝したが、(五輪の)タイトルはまだ取っていない。引退までに絶対ほしい」と言葉を継いだ。【鈴木美穂】
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