【日本ハム-楽天】クライマックスシリーズ進出を決め、笑顔を見せる日本ハムの(左から)レイエス、伊藤大海、清宮幸太郎=エスコンフィールド北海道で2024年9月26日、貝塚太一撮影
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 プロ野球・北海道日本ハムファイターズは25日、本拠地のエスコンフィールド北海道(北広島市)で、4位の楽天を2―1で降し、2018年以来6年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。就任3年目の新庄剛志監督が、23年の本拠地移転後初のCSにチームを導いた。

 昨季まで5年連続のBクラス(4位以下)、2年連続の最下位と低迷したが、今季はV字回復を遂げた。エスコンフィールドを中核施設とする「北海道ボールパークFビレッジ」の運営で利益が増えたこともあり、積極的な補強を敢行。新旧戦力がかみ合った。

 先発陣は伊藤大海や加藤貴之らに、オリックスからFA移籍の山崎福也が加わり、3投手は既に2桁勝利をマーク。救援陣も安定感を増した。

 野手は万波中正が好守に存在感を示し、夏以降は清宮幸太郎とチーム最多24本塁打のフランミル・レイエスが好調を維持。セ・パ交流戦最優秀選手(MVP)の水谷瞬、巧打の捕手・田宮裕涼などが頭角を現した。

 昨年9月の記者会見で「選手たちが自信をつけている。来年必ず爆発する。3年目は勝負ですね」と語っていた新庄監督。リーグ優勝はソフトバンクに譲ったが、有言実行となった。【谷口拓未】

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