大相撲秋場所で2度目の優勝を果たした新潟県立海洋高校出身「大の里」の大関昇進が決定しました。伝達式で「唯一無二の力士を目指す」と述べた「大の里」。恩師は「これからどんどん花が咲く」とエールを送っています。
9月25日、日本相撲協会の臨時理事会などで大関昇進が決まった大の里。協会の使者が二所ノ関部屋を訪れ、大関昇進を伝えました。注目の口上は…
【新大関・大の里】
「大関の地位を汚さぬよう唯一無二の力士を目指し、相撲道に精進します」
目指すべき力士像として父親が口にしていた「唯一無二」という言葉を選びました。
【新大関・大の里】
「本当に大関という番付になれたのだなという実感が湧きました。他に類を見ないもうこのような人は現れないというぐらいのお相撲さんになりたいと思っている」
この快挙を心から喜んでいるのは、海洋高校相撲部の総監督・田海哲也さんです。
【海洋高校相撲部・田海哲也総監督】
「大関というのは本当に限られた人しかなれないので、私はやはり誉れだと思います」
能生中学・海洋高校での指導を振り返り…
【海洋高校相撲部・田海哲也総監督】
「中学校のときからお父さんと本人に「君プロ向きだよ」と明るい、人当たりも良い、それで相撲が大好き、これは素質の一つ」
その海洋高校で初の大関となったことについて大の里は。
【新大関・大の里】
「一番最初に自分が大関になりたいということを在学中に思っていたので、一番をとれたのはうれしい」
昭和以降最速、初土俵からわずか9場所で大関昇進を決めた大の里。
【新大関・大の里】
「まだ上に番付けがあるし、たくさんもっと相撲について勉強して学んだ結果がその上に結びつくと思うのでまだまだ勉強だと思う」
「横綱」を目指す大の里に対し、恩師は…
【海洋高校相撲部・田海哲也総監督】
「しっかりここの6年間で根っこを生やしたのでどんどん花咲いてもらいたいと思う」
大の里は、10月5日に、秋巡業・三条場所で新大関としての姿を披露します。
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