女子サッカー、なでしこリーグ2部の岡山湯郷ベルは、9月29日のホーム戦で勝利すれば無条件で優勝が決まります。悲願の1部昇格に向けて練習に励むチームを取材しました。
拠点の美作市で練習を公開した岡山湯郷ベル。現在、なでしこリーグ2部で15勝2分け、負けなしで首位を独走。あと5試合を残す中、9月29日、2部優勝、1部昇格を懸けた一戦に臨みます。
(岡山湯郷ベル 横山久美主将)
「良い結果が出ていると思っているんですけど、ただ何もつかんでいないので、優勝もしていないですし、無敗で終わってもいないので残り5試合すべてが懸かっているなと思っています」
2024シーズン、抜群の攻撃力を誇り、17試合で63得点は、リーグトップの数字。
(岡山湯郷ベル 横山久美主将)
「個人としても今年は得点王取りにいきます」
中でも横山選手は、1試合で3ゴールを挙げるハットトリックを4回達成するなど27ゴールを挙げて得点ランキング1位。ストライカーの役割を果たしています。
一方、守備でもゴールキーパーの三田一紗代選手(31)を中心に17試合で失点は6と、リーグ1位の少なさで、2023シーズンと比べて大幅に改善されました。
(岡山湯郷ベル 谷口博志監督(48))
「去年は、得点はたくさん取れるんだけど、失点もたくさんしてしまうチームだったので、1点差あれば勝てるというチームを目指して作ってきたので、数字の出ている結果の部分でいくと、しっかりその辺は出ているかなという風に思います」
岡山湯郷ベルは2014年に1部のレギュラーシリーズで初優勝しました。しかし、2016年に1部で最下位となり、2部に降格。その後、低迷が続き、2023シーズンは2部で3位と健闘しましたが惜しくも1部昇格を逃しました。
(岡山湯郷ベル 谷口博志監督)
「1部で優勝を2014年にしていたチームなので、それから約10年経って2部優勝して1部にもう一回返り咲くと。その2014年当時、僕もアカデミーで関わっていたのでよく覚えているんですけど、改めてもう一回スタートラインに立てるのかなという気はします。本当にこの2年間で選手、クラブ含めて地域の方たちの応援をもとに、ここまで来たというのは本当にすごいことだなと思うので」
チームは9月29日に備前市で行われる湘南戦に勝利すれば無条件で優勝が決定。12月のリーグの理事会を経て悲願の1部昇格が正式に決まります。
(岡山湯郷ベル 横山久美主将)
「優勝することだけが目標ではなく全試合無敗で終わるというのがチームとしての目標でもあるので」
(岡山湯郷ベル 谷口博志監督)
「結構、入り方、難しいと思うんですけど、もう勝つということだけを目指してやらないといけないと思います」
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。