秋の全国交通安全運動が展開されている。ダンススポーツで全国の頂点に立った秋田市の小学生が20日、一日警察署長として交通事故防止を呼びかけた。

秋田臨港警察署の一日警察署長に任命されたのは、秋田市の小学4年生・藤原翠月さん。21日から始まった秋の全国交通安全運動に合わせ、秋田市内のショッピングセンターで交通事故防止を呼びかけた。

藤原さんは3歳から、ダイナミックでアクロバティックなダンス「ブレイキン」に取り組む。「ブレイキン」は2024年のパリ五輪で正式種目に採用され、注目を集めた。

藤原さんは2024年3月、小学生の低学年向けに開催された全国大会で優勝。連覇を果たし、成長著しい選手だ。

ブレイキンに熱中する傍ら、この日は一日警察署長として交通事故防止を呼びかけるチラシや反射材などを配布。最初は緊張した面立ちだったが、徐々に緊張もほぐれ、署長の役目を果たした。

藤原さんは「一日警察署長として、こういう活動がすごく楽しいなという気持ちでいっぱい。十字路などは車も通りやすいので、右左確認してから進むことを気をつけている」と話した。

そんな藤原さんは今後、中学生までが参加できる2025年2月開催の「全日本ブレイキン選手権」ジュニアの部で優勝を目指す。

秋の全国交通安全運動は9月30日まで展開される。

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