24日で開幕まで500日となった2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪で、フィギュアスケートの日本勢にメダル量産の期待が懸かる。日本スケート連盟は開催国内に初めて練習拠点を確保。8月にイタリア北部で実施した強化合宿には多くのトップ選手が参加し、本番へのイメージを膨らませた。
「最高の環境を勝ち取れた。選手をフルサポートできる」。日本連盟の竹内洋輔強化部長は自信たっぷりだ。通例、五輪の開幕前や大会中の公式練習は時間が短く、女子で22年北京五輪銅メダルの坂本花織(シスメックス)は「練習量の少なさがネックだった」と指摘する。今回は試合会場のミラノから車で約1時間のバレーゼに拠点が置かれる。
特別強化指定の選手らを対象にした3日間の合宿には、坂本のほかに女子の三原舞依(シスメックス)や男子の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)ら計12人が参加。鍵山は「ミラノに向けてすごく気持ちが入った。(北京五輪銀メダルの個人で)次は金を取る」と決意を語った。(共同)
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