○ソフトバンク3―2楽天●(21日・みずほペイペイドーム)
栄冠奪取に向けて勝負強さが戻った。ソフトバンクの柳町達が九回、劇的な逆転サヨナラ打を放った。
点差はわずかに1点、一、二塁に走者を置きながら、あと1死で敗戦という絶体絶命のピンチに代打で役目が回ってきた。
「ここぞの場面、と言われていた」というが、名前がコールされての大歓声に「2022年にあと1勝で優勝という時に似ていた」と重圧を感じていた。楽天のストッパー則本昂大の5球目、高めの球をとらえると、打球は前進守備の左翼手を越え、2人の走者を生還させる三塁打となった。
9月は8試合の出場にとどまり、打率も1割台の不振。「成績が出ていない中で打てたのは自信になる」と、勝負強さが重圧に勝った。優勝へのマジックナンバーは「2」。一気に4年ぶりの頂点を極められるか。【林大樹】
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